世界大百科事典(旧版)内のホープ,B.の言及
【喜劇映画】より
…ロイドから曲技をさし引いたようなその個性と,各国のなまりをあしらった早口ソングの芸をもっともよく生かしたのが《虹を摑む男》(1947)である。1930年代の終りに映画デビューをしたボブ・ホープは,日本では《腰抜け》のシリーズ名を冠された単独主演の諸作品よりも,人気歌手ビング・クロスビーとのコンビによる《珍道中》シリーズで個性を発揮した。当時,〈スタンダップ・コミック〉(日本でいう漫談)の第一人者であるホープの舌先三寸の芸は,二枚目の相棒クロスビーをジョークでからかいつつも,そのクロスビーにしてやられては悔しがるというパターンの中で,もっともはつらつとした。…
【〈珍道中〉シリーズ】より
…人気歌手ビング・クロスビーと喜劇俳優ボブ・ホープとグラマー女優ドロシー・ラムーアのトリオが主役のアメリカのナンセンス喜劇シリーズ。《シンガポール珍道中》(1941)から《ミサイル珍道中》(1962)まで計7本製作された。…
※「ホープ,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」