世界大百科事典(旧版)内のホーマン型移行の言及
【ホーマン軌道】より
…考案者であるドイツ人ホーマンWalter Hohmann(1880‐1945)にちなんでこう呼ばれる。実際には,初期軌道を離れるときと目標軌道に到達したときの2回,速度変化を行う2インパルス軌道が必要速度最小になり(ただし,移行軌道の比によっては,3インパルスの移行が最適となる場合も存在),これらを含めてホーマン型移行と呼んでいる。軌道の形は楕円で,例えば地球から外惑星へ向かう場合には,地球の公転軌道上に近日点,目標の外惑星軌道上に遠日点をもつ,太陽を焦点におく楕円軌道になり,また内惑星へ向かう場合には,地球の公転軌道上に遠日点,目標の内惑星軌道上に近日点をもつ,太陽を焦点とする楕円軌道になる。…
※「ホーマン型移行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」