世界大百科事典(旧版)内のボアボードラン,P.E.L.deの言及
【サマリウム】より
…周期表元素記号=Sm 原子番号=62原子量=150.36±3地殻中の存在度=6.0ppm(39位)安定核種存在比 144Sm=3.16%,147Sm=15.07%,148Sm=11.27%,149Sm=13.82%,150Sm=7.47%,152Sm=26.63%,154Sm=22.53%融点=1072℃ 沸点=1900℃比重=7.536電子配置=[Xe]4f65d06s2 おもな酸化数=III周期表第III族に属する希土類元素の一つ。1879年フランスのボアボードランP.E.L.de Boisbaudran(1838‐1912)がサマルスキー石から新元素を分離し,その鉱物の発見者ロシアのサマルスキーV.E.Samarskiiにちなんで命名した。サマルスキー石,ガドリン石,セル石などの中にセリウムなどの希土類元素とともに少量含まれて産する。…
【ジスプロシウム】より
…周期表元素記号=Dy 原子番号=66原子量=162.50±3地殻中の存在度=3.0ppm(41位)安定核種存在比 156Dy=0.0524%,158Dy=0.0902%,160Dy=2.294%,161Dy=18.88%,162Dy=25.53%,163Dy=24.97%,164Dy=28.18%融点=1407℃ 沸点=2600℃比重=8.56電子配置=[Xe]4f105d06s2 おもな酸化数=III周期表第III族に属する希土類元素の一つ。1886年フランスのボアボードランP.E.L.de Boisbaudran(1838‐1912)は,スペクトルの研究からそれまで単一と思われていたホルミウムなる元素が,さらに一つの新元素を含むことを確かめ,ギリシア語のdysprosiōn(〈近づきがたい〉の意)からとって命名した。ユークセン石,フェルグソン石,ガドリン石などの鉱石中に他の希土類元素とともに存在する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」