世界大百科事典(旧版)内のボウバック・ウィンザーチェアの言及
【ウィンザー・チェア】より
…17世紀後期にイングランドの地方の挽物師(ひきものし)たちが製作したろくろ加工による素朴ないす。主として田舎の地主階級の邸宅や町家の居間や食堂で使われていたが,18世紀になるとその形態も整って旅館のロビーやオフィス,大都市の上流家庭の台所や召使い部屋でも流行し,庶民のいすとして多くの支持を受けた。1720年代にはアメリカにも渡り,このいすの簡素で実用的な形態が植民地の生活様式に適合して,非常な流行をもたらした。…
※「ボウバック・ウィンザーチェア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」