世界大百科事典(旧版)内のボカージェ,M.M.B.duの言及
【ポルトガル文学】より
… 新古典主義的雰囲気の支配するなかで,次のロマン主義文学の先駆者として重要な役割を果たしたのが,ウィーン,ロンドンで新しい思想に接した女流詩人レオノール・デ・アルメイダLeonor de Almeida(1750‐1839)である。ポルトガルのスタール夫人とも呼ばれるこのアロルナ侯爵夫人のサロンに集まった詩人のなかで,前ロマン主義を代表する詩人がゴンザーガTomás António Gonzaga(1744‐1810),ボカージェManuel Maria Barbosa du Bocage(1765‐1805)である。前ロマン主義は政治的には興隆しつつあった自由主義的な思想に基づくものであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」