世界大百科事典(旧版)内の《ボヘミア年代記》の言及
【年代記】より
…なお,ここで〈二つの国〉とは,天上の国と地上の国という意味であり,理想主義と現実主義の交錯を写しだしている点からいっても,代表例とみなすことができる。このほかにも,プラハのコスマスの《ボヘミア年代記》(12世紀初め),ヘルモルト・フォン・ボサウの《スラブ年代記》(12世紀後半)など,一地方,一民族を母体としつつも,世界年代記のスタイルをとったものが多くみられる。 一般に年代記は,多数の執筆者によって書き継がれるものだが,ある一時期に整理統合が行われ,その整理者の筆が表面に現れることが多い。…
※「《ボヘミア年代記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」