世界大百科事典(旧版)内のボヘミア系ドイツ人の言及
【ズデーテン】より
…ただし1938年9月のミュンヘン協定以降は,ドイツの第三帝国に編入された地域を,39年3月チェコ自体がドイツ第三帝国に併合されてから45年まではズデーテン・ガウまたはガウ・ズデーテンと呼ばれる三日月形のチェコ縁辺地帯をさす。 旧チェコ王国領(ほぼボヘミア,モラビア,シュレジエンの一部から成る)に住むドイツ人は,元来ボヘミア系ドイツ人あるいはドイツ系ボヘミア人と呼ばれていたが,1910年代以降,ドイツ人居住地域間の連帯意識,民族意識を高めるズデーテン・ドイツ人なる名称が一般化した。彼らの起源は古く,13世紀に隆盛を迎えるドイツ東方植民時代にさかのぼる。…
※「ボヘミア系ドイツ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」