世界大百科事典(旧版)内のボルツマン=プランクの方法の言及
【統計力学】より
…つまりエントロピーは微視的物理量ではなく,巨視的物理量だというのである。
[ボルツマン=プランクの方法]
1877年,ボルツマンは第2法則の確率論的基礎付けを追う途上で,以下に述べるような熱平衡状態のまったく独特な決定法を発見した。非常に多数の微視的状態は巨視的物理量で指定される同一の巨視的状態に見えるが,巨視的状態によって対応する微視的状態の個数が異なり,熱平衡状態に対応する個数は非平衡状態に対応するものに比べ圧倒的に大きい。…
※「ボルツマン=プランクの方法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」