世界大百科事典(旧版)内のボルペ,G.の言及
【ファシズム】より
…ちなみに,クローチェは1924年までは,ファシズムを秩序回復の政治力とみなして,ファシズムに支持を与えていた。 第3は,イタリア史の展開のなかでファシズムの出現を歓迎する解釈で,哲学者のジェンティーレや歴史家のボルペGioacchino Volpeによって主張された。この立場は,国家の形成と国民の組織化という点でリソルジメントは未完にとどまったとし,その未完のリソルジメントを継承し完成させる運動としてファシズムに積極的な支持を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」