世界大百科事典(旧版)内のボン・ジェス教会の言及
【ゴア[州]】より
…17世紀にはオランダ,イギリスの進出によるポルトガルのアジアにおける制海権の喪失,また18世紀には香料貿易の縮小があり,ゴアは化石化した存在となったが,ポルトガルの領地は18世紀に周辺地域を編入し,西ガーツ山脈にまで達した。いまは廃墟に近い旧ゴアには,聖ザビエルの壮麗な寝棺を安置するボン・ジェス教会(1783再建),またザビエルの日本への案内者となったアンジロー(ヤジロウ)たちが受洗した聖パウロ学院の聖堂前壁など多くの教会・修道院の遺跡が残っている。 現在のゴアの経済活動の中心は,パンジムとはズワーリ河口を隔てたマルマガンオとその東3kmにあるバスコ・ダ・ガマの両市に移っている。…
※「ボン・ジェス教会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」