世界大百科事典(旧版)内のボーア=クラマース=スレーター説の言及
【コンプトン効果】より
…X線が自由電子に当たって進路を曲げられる(散乱される。X線散乱という)とき,曲り角(散乱角)によって決まるわずかの値だけ波長が延びる現象。原子に束縛された電子でも,原子の外側にあるものについては束縛の影響はほとんど現れないので,同様にこの効果が観測される。1921年にA.H.コンプトンが実験により発見し,24年の末までには光が量子からなるという見方に対する最初の確固たる実験的証拠として受け入れられるようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」