世界大百科事典(旧版)内のボーア=モッテルソンの変形核模型の言及
【原子核模型】より
…後者は原子核の形がどのくらい球対称からずれているかを示す原子核の電気四重極モーメントが,ある種の原子核では1~2個の核子によるものよりはるかに大きいことから,ある種の原子核は球対称から大きく変形しているとして取り扱ったものである。この模型は最初J.レインウォーターによって提出され,その後A.ボーアがB.モッテルソンの協力を得て発展させ,ボーア=モッテルソンの変形核模型と呼ばれる。また原子核が変形すればこまのような回転が予想されるが,事実ある原子核は回転エネルギー準位をもつことが知られており,変形核模型を回転(核)模型ということがある。…
※「ボーア=モッテルソンの変形核模型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」