世界大百科事典(旧版)内のボーティアの言及
【ヒマラヤ[山脈]】より
…北西のラダックは,古くから小チベットと呼ばれ,チベット仏教(ラマ教)の世界であった。パンジャーブ・ヒマラヤからネパール・ヒマラヤにかけての主嶺以北の高地に,インド人からボテまたはボーティアと呼ばれるチベット人が住んでいる。エベレスト峰南ろく一帯に住むシェルパ族,旧シッキム王国の支配層,ブータン王国の多数派の人々も,強くチベット文明の影響を受けている。…
【ブータン】より
…当時の原住民は南西方のインドのコーチ・ビハール地方から来住したブーティア・テプー族であった。彼らは9世紀にチベット軍により征服され,両者の混血により現在の中心民族ボーティアが形成されたとされる。以後チベットの影響の下に国家形成が進められていく。…
※「ボーティア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」