世界大百科事典(旧版)内のボールトン・ワット父子商会の言及
【ボールトン・ワット商会】より
…しかし,82年ワットが回転式機関を発明し,工場の機関に直接回転動力を与えるようになると,ユーザーの業種は拡大し,機械建設に未経験な新しいユーザーは商会に対して機関の一括供給を求めてきた。そこで94年新たに結成されたボールトン・ワット父子商会によって,96年世界最初の近代的鋳造工場がソーホーに新設され,部品の全面的生産に乗り出すことになった。ここでは近代的工場管理が導入され,また熟練機械工が多数育成され,イギリス機械工業界のメッカとなっていった。…
※「ボールトン・ワット父子商会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」