世界大百科事典(旧版)内のボール進水法の言及
【進水】より
…進水に先立ち,船台上に固定台と船体をのせて滑る滑走台からなる進水台が通常,2条設けられる(固定台は水面下かなり先まで延ばしてある)。固定台と滑走面の間には牛脂とパラフィンが塗られ,船体が滑りやすくなる方法が取られていたが,最近は鋼球を使ったボール進水法が多く採用されている。進水直前になると,今までキール盤木をはじめとする船底盤木で支えられていた船体重量をすべて進水台だけで支えるよう,すべての盤木,支柱を外す盤木外し作業が行われ,このとき船はトリガーと呼ばれる滑り止め金物だけで止められる。…
※「ボール進水法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」