ポグ・シウレ(読み)ぽぐしうれ

世界大百科事典(旧版)内のポグ・シウレの言及

【アフリカ】より

…このように,王族の拡散や分裂が一連の王国群を生み,その相互の拮抗,消長などのうちに,全体としてかなり広大な地域の,相当な人口(植民地化以前,モシ族は150万くらいの人口をもっていたと思われる)の統合体として均衡を保って,数百年間持続したものと思われる。私的にも共同体的にも土地所有がなく,封土,農産物の貢納などの体系もなく,首長の農地の耕作への労働力の提供と,任意の献納と首長からの庇護,および首長から褒賞として与えられた妻との間に生まれた第1子を首長にさし出す〈ポグ・シウレ〉と呼ばれる習俗を通じて形成される互酬関係などが,支配者・被支配者のきずなの物質的側面をなしてきた。 西アフリカのサバンナの農耕民の信仰や世界観においては,祖先と原野の精霊の信仰と祭祀が基本的に重要である。…

※「ポグ・シウレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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