世界大百科事典(旧版)内のポゴージン,M.P.の言及
【パン・スラブ主義】より
… それとは別に19世紀の60年代に入ると,クリミア戦争におけるロシアの敗北,ドイツにおけるパン・ゲルマン主義の登場などに促されて,ロシアにもパン・スラブ主義が生まれた。その代表の一人モスクワ大学教授のポゴージンMikhail P.Pogodin(1800‐75)は,ロシアの指導下のスラブ諸民族の統一こそロシアの使命だと主張した。またダニレフスキーNikolai Ya.Danilevskii(1822‐85)は《ロシアとヨーロッパ》(1869)を著したが,これはロシアのパン・スラブ主義のバイブルとなった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」