世界大百科事典(旧版)内のポッツォラナの言及
【ローマ美術】より
…ローマのコンクリートは,割栗石や煉瓦屑などの骨材とモルタルをつきまぜて造られる。イタリアにはポッツォラナpozzolanaと呼ばれる火山灰の堆積土の一種があり,この砂を用いたモルタルは海中でも固まり,ひじょうに強いコンクリートになることが前3世紀ころから知られていた。コンクリートは,初めのうちは基礎などに石の代用品として,また倉庫などの壮麗さを要求されない実用的な建築に利用されていたが,帝政期にはあらゆる建築の基本的な材料になった。…
※「ポッツォラナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」