世界大百科事典(旧版)内の《ポリオルビオン》の言及
【ドレートン】より
…彼の中期の作風は,国王ジェームズ1世が政策的に高揚せしめた愛国心を反映している。大作《ポリオルビオン》(1612,22)は〈うるわしの国イギリス〉の意で,当時のイギリスの美点(と思われるもの)を,地誌的・博物誌的・歴史的視点から,えんえんと歌い続けている。しかし個々のイメージの扱い方には,当時の詩壇の一部に独自な地歩をかためていたジョン・ダンと共通する側面も見られる。…
※「《ポリオルビオン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」