《ポルティシの啞娘》(読み)ぽるてぃしのおしむすめ

世界大百科事典(旧版)内の《ポルティシの啞娘》の言及

【オーベール】より

…19世紀前半に活躍したフランスの作曲家。とりわけオペラ作家として,台本作者A.E.スクリーブの協力を得,王政復古期の趣味に投じた才気にとむ音楽を書いて,成功した。代表作とされるオペラ《ポルティチの啞娘(別名マサニエロ)》(1828)は,民衆を登場させてのその英雄主義的な一面が,ブリュッセル上演(1830)の際,オランダからのベルギー独立の気運に火をつけたという。オペラ・コミック《フラ・ディアボロ》(1830),《黒いドミノ》(1837)も有名。…

【ベルギー独立戦争】より

…1830年8月にフランスの七月革命に触発されて勃発したベルギー独立革命と,それに続くオランダ対ベルギー,フランス,イギリスの戦争をいう。ウィーン会議(1814‐15)の結果フランスから切り離され,国民の意志に反してウィレム1世を国王とするネーデルラント王国に編入されたベルギーでは,その非民主的政治体制,とりわけベルギーに対する差別や,オランダ商業資本の利益に沿いベルギー産業資本をイギリスの競争にさらす自由貿易政策に対するブルジョアジー=自由主義者の不満が高まった。…

※「《ポルティシの啞娘》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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