《ポルトガル人のソネット》(読み)ぽるとがるじんのそねっと

世界大百科事典(旧版)内の《ポルトガル人のソネット》の言及

【ブラウニング】より

…思春期に結核のため病人生活を送ったが,かえって彼女の鋭敏な感性が磨かれ,田舎での広範な読書も実って,1820年ごろからつぎつぎと詩集やエッセーを出した。しかし名声を高めたのは,夫ロバート・ブラウニングへのひたむきな愛をうたいあげた44編の詩集《ポルトガル人のソネット》(1850)である。40歳まで異性との愛をあきらめていた女の愛の歓喜を,神への信仰と死への恐怖を交錯させながら,巧みに表現したものである。…

※「《ポルトガル人のソネット》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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