ポープの時代(読み)ぽーぷのじだい

世界大百科事典(旧版)内のポープの時代の言及

【ドライデン】より

…同時にこの種の詩的武器でもって,同時代の社会と政治に積極的に参加(アンガジェ)していく文学でもあった。この特質は次の〈ポープの時代〉に継承発展させられ,総合して〈オーガスタン〉と呼ばれる英文学史上の時代を画することになる。 ドライデンはみごとな対韻句を駆使して《アブサロムとアキトフェル》(1681),《マクフレクノー》(1682)などの風刺詩を書き,同時代の政治や文壇の愚行(と彼が信じたもの)に鋭い鞭を加えた。…

【ポープ】より

…しかし《人間論》等の思想詩は,表現の彫琢のみでは隠せない思想性の限界を露呈している。英文学史上,18世紀前半を〈ポープの時代〉と呼び,これを〈新古典主義〉とほぼ同一視するのはおおむね正しいが,この時代が想像力の枯渇をもたらし,最後にはロマン主義の反動を招いたとみなす俗説は,一方的と呼ぶべきであろう。【川崎 寿彦】。…

※「ポープの時代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む