《ポール・ロアイヤル論理学,別名思考の術》(読み)ぽーるろあいやるろんりがく

世界大百科事典(旧版)内の《ポール・ロアイヤル論理学,別名思考の術》の言及

【論理学】より

…ちなみに,アリストテレスの三段論法も,スコラの推断の理論も,学問的な討論や議論のために実地に使用されたのであり,特に中世の大学における論争はすべてそうした論理形式を使ってきわめて精密に遂行されたのである。(3)近世――近世論理学は17世紀にA.アルノーとP.ニコルの両人によって書き上げられた《ポール・ロアイヤル論理学,別名思考の術》(1662)から始まるといってよい。この論理学はアリストテレスの三段論法を含み,さらにそれに付随して,古代末期の哲学者ボエティウスの手になる仮言的三段論法の焼直しをも含む。…

※「《ポール・ロアイヤル論理学,別名思考の術》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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