《マイア家の人びと》(読み)まいあけのひとびと

世界大百科事典(旧版)内の《マイア家の人びと》の言及

【エッサ・デ・ケイロス】より

…《従兄弟バジリオ》(1878)もポルトガル・リアリズム文学の傑作の一つで,この2作は人びとが気づかないでいた現実を残酷なほど鋭いかたちで読者につきつけたものであった。このため一部の作家からは激しく非難され,論争の的にもなった,近親相姦を扱った《マイア家の人びと》(1880)も忘れがたい。辛辣な風刺をこめて書きあげた彼の作品の文体の明晰さ,上品さ,そして音楽性,こうした点でも彼はポルトガルにおける第一級の文章家であった。…

※「《マイア家の人びと》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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