世界大百科事典(旧版)内のマイクロネクトンの言及
【深海魚】より
…そのほかにシギウナギ,ソコイワシ,デメエソの仲間,フリソデウオ類,クジラウオ類,ボウエンギョ類,チョウチンアンコウ類,カブトウオ類,フクロウナギ類などの少数群を合わせて合計約1000種が含まれる。なかでも生物量の多いのは,ハダカイワシ類,ヨコエソ類,テオノエソ類で,これらは体長10cm未満のものが多くマイクロネクトンmicronektonと総称され,サケ・マス類,イカ類,カツオ・マグロ類,イルカ,クジラ,オットセイ類などのような外洋性有用動物の重要な餌となっている。 中・深層は餌料生物に乏しいので,そこに生息する魚類の食性には二つの異なった方向への適応が見られる。…
【プランクトン】より
…しかし,実際的,現実的にはプランクトンネットやバケツなどで採集される水中の生物をさすことが多い。近年,移動力の点でプランクトンとネクトンの中間にあるようなオキアミ,サクラエビのような甲殻類,ハダカイワシのような小型魚類などをマイクロネクトンmicronektonと呼び,プランクトン学の一分野として研究されている。 浮遊生活への適応はプランクトンの最も著しい特徴である。…
※「マイクロネクトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」