世界大百科事典(旧版)内のマイスネル神経叢の言及
【胃】より
…迷走神経のうち,小彎側に分布するラタルジェ神経枝とよばれるものは,十二指腸潰瘍治療における迷走神経切断術の対象として重要である。 胃壁内には壁在神経叢があって,輪状筋と縦走筋の間に分布するアウエルバッハ神経叢は胃運動に関与しており,粘膜下層に分布するマイスネル神経叢は胃分泌に関与する。いずれも迷走神経刺激により亢進する。…
【十二指腸】より
…粘膜下層は疎性結合組織からなるため,粘膜筋板と固有筋層の間で軽度にずれることが可能となる。粘膜下層には粘膜下神経叢(マイスネル神経叢Meissner’s plexus)があり,粘膜へ神経繊維をのばしている。また十二指腸腺(ブルンナー腺Brunner’s gland)が粘膜固有層から粘膜下層にかけて豊富にみられ,アルカリ性の粘液を分泌して防御的な役割を果たしている。…
※「マイスネル神経叢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」