世界大百科事典(旧版)内のマエハギの言及
【前掛け】より
…また但馬(兵庫県北部)や出雲(島根県東部)では,ヒロレ(ミヤマカンスゲ)の新芽を川にさらして編んだものをマイブリとかマエスブロという。肥前(佐賀県)西松浦郡では腰蓑をマエハギといい,瀬戸内海の漁師が網をひく際につけるわら,カヤ,シュロの毛で作った腰蓑はマエアテとかマエソと呼ばれている。このように,腰蓑と前掛けは機能的にきわめて類似しているが,ただ腰蓑が植物繊維で作られるのに対し,前掛けは普通は布製である点が異なっている。…
※「マエハギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」