世界大百科事典(旧版)内のまき性程度の言及
【春播性】より
…前者のような発育習性をもつ品種を春まき型,後者の品種を秋まき型と呼ぶ。春まき型であるか秋まき型であるかの差は実際上は程度の問題で,秋から春にかけて各品種の種子をまき,出穂,抽だいの時期の変化などを参考にして便宜的に七つの階級に分け,それぞれ各品種の春まき性(あるいは秋まき性)程度として表示している。春まき性程度によって各品種の栽培適地は異なり,コムギについてみると,最も寒い地域(春まき栽培地帯)では春まき性が高い品種が栽培され,それより温度の高い秋まき栽培地帯の寒冷地から暖地に向かうにしたがって,適応品種は春まき性の低いものから高いものにかわる。…
※「まき性程度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」