《マクダレーナ》(読み)まくだれーな

世界大百科事典(旧版)内の《マクダレーナ》の言及

【トーマ】より

…かたわら社会風刺雑誌《ジンプリチシムス》の編集者として官僚・聖職者社会の腐敗に対して論陣を張り,また方言作家として無知な民衆の側に立ちながら,頑迷な小市民生活・農民生活を俎上にのせた多数の社会批判的著作をあらわした。ゆがんだ大人の世界を悪童の目から描いた《悪童物語》(1904),その続編《新悪童物語》(1906),喜劇《道徳》(1908初演),悲劇《マクダレーナ》(1912初演)などが有名。とくに〈民衆劇〉と銘打たれ,人間の行為や思考を規定する農村モラルの犠牲者となって破滅していく父娘の悲劇を描いた《マクダレーナ》は,西ドイツの現代民衆劇作家M.シュペルやF.クレッツらの方言劇の先駆的作品として,近年再評価されている。…

※「《マクダレーナ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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