マクドゥーガル,W.(読み)まくどぅーがる

世界大百科事典(旧版)内のマクドゥーガル,W.の言及

【心理学】より

…W.ジェームズの機能主義心理学も,有名な〈意識の流れ〉という言葉からわかるように,個々の要素ではなく一つの全体的流れとしての意識の機能を問題とした。W.マクドゥーガルの本能論心理学も,精神の能動性を主張する学派の一つで,精神のあらゆる活動の推進力として生得的な本能を考えた。しかし,行動主義心理学ともっとも激しく対立したのはM.ウェルトハイマー,W.ケーラーらのゲシュタルト心理学であった。…

【本能】より

…これに対してW.ジェームズやモーガンCowny Lloyd Morgan(1852‐1936)などの心理学者は本能を生得性と自発性によって特徴づけながらも,その可変性を強調し,基本的に本能を知的行動の前駆形態とみなす立場をとった。またマクドゥーガルWilliam McDougal(1871‐1938)は機能的観点から13の上位本能に分類し,それを動物の心に生じる情緒的な興奮と関連づけた。例えば逃走本能と恐怖,闘争本能と怒り,親本能と慈愛といったぐあいである。…

※「マクドゥーガル,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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