世界大百科事典(旧版)内のマクマード,A.の言及
【アール・ヌーボー】より
…さらにブレークの反アカデミズム的で,ダイナミックな曲線も刺激になっている。80年代以降,クレーン,ドレッサー,マクマードArthur Mackmurdo(1851‐1942)といったイギリスのデザイナーたちが,本の挿絵,ガラス器,銀器,家具などにおいて,それまでの重苦しい装飾ではなく,すっきりと整理された曲線による作品をつくり始めた。マクマードがデザインした《レンの市教会》(1883)の扉ページは,つる草のような曲線によって,アール・ヌーボーの起源をなす作品の一つとされている。…
※「マクマード,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」