世界大百科事典(旧版)内のマクレナン,J.F.の言及
【親族名称】より
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[親族名称の社会学的解釈]
モーガンの親族名称と婚姻に関する仮説は否定されたが,社会学的諸原理によって親族名称の多様性を説明しようとする試みは,社会人類学の中心的テーマの一つになってきた。マクレナンJohn F.McLennanは親族名称が社会的権利・義務にかかわらない単なる挨拶の体系だと主張したが,リバーズWilliam H.Riversは逆に,親族名称が社会学的諸条件によって厳密に規定されるとして,親族名称と社会学的諸原理との関連を重視した。サピアEdward Sapirはレビレート婚(兄弟の未亡人との結婚)やソロレート婚(不妊または死亡した妻の姉妹との結婚)と双岐融合型の名称体系を関連づけた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」