世界大百科事典(旧版)内のマシーナ,G.の言及
【フェリーニ】より
… 〈ほら吹き〉で通り,みずからも〈誠実なうそつき〉を任ずるだけあって,その経歴は真偽入り混って明らかではないが,北イタリアのリミニに生まれ,幼児からサーカス好きで,早くから家出し,ローマ大学に在籍したものの,もっぱら風刺画や似顔絵をかいて,自堕落な生活を送り,しだいに旅回りの劇団に身を投ずるようになった。その後,喜劇映画のギャグを書いたり,ラジオ番組の台本書きなどをやっているうちに,その関係で女優のジュリエッタ・マシーナと知り合い,1943年に結婚。戦争直後にロッセリーニと出会い,彼のスタッフの一人となって,〈ネオレアリズモ〉の重要な一翼を担うこととなった。…
※「マシーナ,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」