マックラレン,A.(読み)まっくられん

世界大百科事典(旧版)内のマックラレン,A.の言及

【発生学】より

…例えば,植物の細胞を培養して,1個の完全な植物体を作らせる研究は,いわば多数のクローン植物を一挙に得る技術となるのであって,植物生産の新しい方法としてバイオテクノロジー(生物工学)の中の重要な一翼を担うことになってきた。 発生学の研究の成果が,広い意味で応用価値をもち,応用指向から出発した学問にも貢献できる可能性は,1970年代になってタルコフスキーA.Tarkowsky,マックラレンA.MacLaren,ミンツB.Mintzらの先駆的な努力によって,哺乳類についての発生学の研究が急速に進んだことによって,とりわけ強く認識されるようになってきた。例えば,ウニやイモリで発生初期の胚を2分して2匹の一卵性双生児(クローンである)の得られることは,20世紀の初頭から知られてきた発生学の基本的知見であるが,近年になってこの実験は哺乳類についても成功した。…

※「マックラレン,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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