世界大百科事典(旧版)内のまぬけ落ちの言及
【鰻の幇間】より
…ぐちを言いながら勘定を払った一八が帰ろうとすると下駄がないので聞くと,〈お供さんが履いて参りました〉。落ちはまぬけ落ち。【興津 要】。…
【落語】より
…相手のことばを別の意味にとって終わる型。 まぬけ落ち行き倒れを自分の死骸と錯覚して抱えあげたそこつ者が,〈この死人はおれに違えねえが,抱いてるおれは誰だろう〉と終わる《粗忽(そこつ)長屋》のようなナンセンスな落ち。 まわり落ち猫の名をつけようと,猫よりも強い者をさがすうちに元の猫に戻るといったような型。…
※「まぬけ落ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」