世界大百科事典(旧版)内のマリヌスの言及
【サンマリノ】より
…石灰岩質のカルペーニャ山の北東部はリミニの町を見下ろし,ポー平原に面してそそり立つティタノ山(標高726m)をなしていて,その山頂部が共和国の首都サン・マリノであり,ここに4300人(1993)の住民が住んでいる。 伝説によれば,4世紀半ばごろダルマティア地方のアルベ島からやって来たキリスト教徒の石工マリヌスMarinusがティタノ山に住みつき,仲間のキリスト教徒とともに一種のコミューンをかたちづくったのが,この国の起源であるとされている。イスラム教徒,ノルマンなどの侵入に備えて地勢を生かした難攻不落の城塞を11世紀ごろまでにつくり上げた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」