世界大百科事典(旧版)内のマレー肉桂の言及
【香料】より
…彼らのスパイスとして有用でなかったからである。さらに,性状の点で,インド肉桂とシナ肉桂の中間的な存在のマレー(すなわちジャワ)肉桂がある。クリット・ラワン(丁子ようのにおいの強い皮)とカユ・マニス(甘い皮の意味で,シナモンとカシアに近い)で,中世のイスラム世界でいくらか使用されたようであるが,ほとんどマレー半島住民の使用にあてられ,ヨーロッパにも中国にも伝播していない。…
※「マレー肉桂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」