《マンデビル航海記》(読み)まんでびるこうかいき

世界大百科事典(旧版)内の《マンデビル航海記》の言及

【マンデビル】より

… 《東方旅行記》は著者が1332年にイギリスを船出し世界各地を旅したのち,34年後の66年に完成させたとされる書物で,元来はフランス語で書かれたらしい。現存する最古のフランス語写本は71年に作成されたもので,原題も単に《ジャン・ド・マンドビルの書》となっていたようだが,15世紀以降の英訳本に従って一般に《マンデビル航海記》と呼ばれ,邦訳は《東方旅行記》の題名が使われている。内容は2部に分かれ,第1部は聖地巡礼紀行,第2部は驚異に満ちた東洋諸邦めぐりになっているが,ほとんどは他の書物からの抜書きや流用で構成されている。…

※「《マンデビル航海記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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