世界大百科事典(旧版)内のミオヘマチンの言及
【チトクロム】より
…鉄ポルフィリンを補欠分子団とするヘムタンパク質の一種で,ヘム鉄の原子価の可逆的変換(Fe2+⇄Fe3++e-)すなわち酸化還元反応を行う物質の総称。マックマンC.A.MacMunnが1886年に筋肉その他の動物組織中に見いだし,ヘミンに類似の吸収帯を示すことからミオヘマチンmyohematinと呼んだ色素がこれにあたる。しかしこの発見はE.F.I.ホッペザイラーの強い反対にあって,一時期忘れさられるに至った。…
※「ミオヘマチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」