ミサイル関連技術輸出規制(読み)ミサイルカンレンギジュツユシュツキセイ(その他表記)Missile Technology Control Regime

デジタル大辞泉 の解説

ミサイルかんれんぎじゅつ‐ゆしゅつきせい〔‐クワンレンギジユツ‐〕【ミサイル関連技術輸出規制】

ミサイル技術管理レジーム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 の解説

ミサイル関連技術輸出規制

ミサイル本体と関連品目・技術の輸出を規制する国際的枠組み。兵器拡散の危険が高まる中で、1987年発足。当初核ミサイルのみを規制対象としたが93年、化学・生物兵器用ミサイルも含めた。共通ガイドラインと規制対象リストに基づき参加国が国内法令で輸出管理を実施。国際法と異なり、ガイドラインに法的拘束力はない。米国は、国内法で違反国に対する制裁規定、非加盟国である中国や北朝鮮との交渉でガイドライン順守を要求してきた。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android