みせ賃(読み)みせちん

世界大百科事典(旧版)内のみせ賃の言及

【市】より

…しかし貞享(1684‐88)のころに,伊北の米を皆古町へ運んだといわれた売米も,少しばかり出るという状態になり,農民が生産物を売るために市へ出るのは遠のいていった。市を立てる村や町は,市に店を出すものから〈みせ賃〉を取った。武蔵国新町村では1675年に,市に出る商人から業種に応じて32文ないし64文の雑用(ぞうよう)を徴収することをきめているが,会津の田島の市では貞享ころに盆前節季の〈見せ賃〉として内見世にいるものからは50文,外にいるものからは10文あるいは20文を取っていた。…

※「みせ賃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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