世界大百科事典(旧版)内のミッション・コーラの言及
【コーラ飲料】より
…日本には1912年にはすでに輸入されていたようで,同年12月号《白樺》所載の高村光太郎作〈狂者の詩〉に〈コカコオラもう一杯〉と見えるが,大衆化しなかった。戦後になって,1952年にウイン・コーラ,翌53年にミッション・コーラの製造発売をみたが,今日のようなコーラ飲料の普及発展は61年10月の輸入自由化によって口火が切られ,62年10月コカ・コーラのコマーシャル・ソングが電波に乗るに及んで爆発的人気を集め,日本で最も多く消費される炭酸飲料になった。現在のコーラ飲料は,コーラ以外にレモン,ライム,ナツメグ,シナモン,カシア,コリアンダー,クローブ,ジンジャーなどを配合した独特の香味をもち,カラメルで着色し,少量のリン酸の添加によってさわやかな酸味をもたせている。…
※「ミッション・コーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」