世界大百科事典(旧版)内のミハエリス・コンプレクスの言及
【酵素】より
…まず酵素分子(E)の活性中心に基質(S)が結合して酵素・基質複合体(ESコンプレクス)が形成される。この複合体はこのモデルを提唱したL.ミハエリスにちなんでミハエリス・コンプレクスとも呼ばれるが,きわめて不安定で,触媒反応が進行しない場合には容易に両者は解離する。反応が進行する場合には活性中心において基質は生成物に変化し,その後その生成物(P)は酵素から遊離する。…
※「ミハエリス・コンプレクス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」