世界大百科事典(旧版)内のミュケナイ城内の墳墓の言及
【墓地】より
… エーゲ海文明では,ミュケナイ城外のアトレウスの宝庫(前1250ころ)が,切石を積んだ尖頭ドーム型の墓室の前に羨道を設け,土を盛って全体を円墳状に仕立ててある。また,ミュケナイ城内の墳墓(前1500ころ)は,板石で囲んだ直径10mの土地に14個の竪穴を掘り,24体の遺体を金銀の副葬品とともに埋めてあった。古代ギリシア人は,都市の外にネクロポリスを設け,一般的には墓そのものを簡素につくり,ステレstēlēと呼ばれる縦長の板石に浮彫や銘文を刻んで墓石とした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」