世界大百科事典(旧版)内のミュッセの所見の言及
【心臓弁膜症】より
…最大血圧は高く,最低血圧は低くなる。詩人のA.deミュッセがこの病気にかかり,絶えず首をうなずくように振っていたので,大動脈弁閉鎖不全患者が重症となってこの症状が出現すると,〈ミュッセの所見あり〉という。心臓はよく適応するが,いったん心不全に陥ると急激に悪化するので,動悸,息ぎれなどの自覚症状が生じた場合,心臓カテーテル法あるいは超音波心エコー法・ドプラー法などの検査を受けて逆流状態と左心室拡大の状態をみて弁置換手術を受ける必要がある。…
※「ミュッセの所見」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」