世界大百科事典(旧版)内のミュラー型擬態の言及
【擬態】より
…実験的にも,アゲハチョウの緑色と褐色のさなぎを,緑色や枯れた茶色の芝生の上に置いてニワトリに食べさせると,背景と同じ色のさなぎほど鳥に発見されにくいことが証明されている。
[標識的擬態mimicry]
わざと目だつことによって利益を得るもので,これはさらにベーツ型擬態,ミュラー型擬態,攻撃擬態の三つに分けられる。ベーツ型擬態は,本来まずくない動物がまずい味や毒をもつ別の動物(モデル)に外見だけを似せることによって外敵から免れるもので,まねをしている動物は擬態者mimicと呼ばれる。…
※「ミュラー型擬態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」