ミュリディズム(読み)みゅりでぃずむ

世界大百科事典(旧版)内のミュリディズムの言及

【ダゲスタン[共和国]】より

…諸小国が分立したダゲスタンをめぐる角逐は,その後も続き,1813年の条約によりロシアへの併合が確定した。イスラム神秘主義の一派であるミュリディズムを奉じる戦闘的教団が主導する北カフカス山岳諸民族の解放闘争は,30年代にダゲスタン,チェチェンにイマーム国家を形成するに至り,59年,その指導者シャミーリの降伏まで続いた(〈カフカス〉の項参照)。60年,ロシア帝国はダゲスタン州とし,帝国の支配機構を導入,90年代にはウラジカフカス鉄道を敷設。…

【チェチェン[共和国]】より

…1818年ロシア帝国は要塞グロズナヤ(現在の主都グロズヌイ)を建設した。イスラム神秘主義の一派ミュリディズムを奉じる戦闘的教団が主導する北カフカス山岳諸民族の解放闘争は,30年代にダゲスタン,チェチェンにイマーム国家を形成するに至り,その指導者シャミーリの降伏(1859)まで続く。19世紀末にウラジカフカス鉄道が敷設され,グロズヌイの石油産業が発展する。…

※「ミュリディズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android