ミラクル・プレー(読み)みらくるぷれー

世界大百科事典(旧版)内のミラクル・プレーの言及

【演劇】より

…あるいは中世ヨーロッパの新興都市を中心に,富裕な町民階級(ブルジョアジー)による聖史劇上演の場合,教会堂内部における典礼劇から教会前庭へ,さらに都市の広場へという空間そのものの世俗化は,上演そのものの都市を挙げての祝祭性を増幅する過程であった。イギリス14世紀のページェント型の山車(だし)による奇跡劇(ミラクル・プレー)は,やがて王侯の都市への入城行進という世俗的祝祭にも規範を提供するし,また広場を囲むようにして幾つもの屋台を組んだドイツ15世紀の受難劇は観客の移動による参加を前提とした祝祭空間である。さらに15世紀北西フランスの大聖史劇(3週間にわたり,5万行の詩句を語る)になると,劇場は中央に演戯の場を配し,客席がそれを円形に取り囲むものに変わり,すでにこのときthéâtre(テアートル)は〈閉ざされた場〉を意味していた。…

※「ミラクル・プレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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