世界大百科事典(旧版)内のミンドロスイギュウの言及
【スイギュウ(水牛)】より
…スイギュウ類は,雄にも首にたれ皮がなく,鬐甲(きこう)部(首が肩に続くところ)がとくに高まらず,体毛はまばらで,老獣では全身がほとんど裸出する。野生種はアフリカと南アジアの熱帯地方に分布し,アフリカスイギュウ(クロスイギュウ)Synceros caffer(イラスト),アカスイギュウS.nanus,アジアスイギュウBubalus bubalis(=B.arnee),ミンドロスイギュウ(タマラオ)B.mindorensis,アノアAnoa depressicornis(イラスト),ヤマアノアA.quarlesiの3属6種がある。 アジアスイギュウ(英名Asiatic buffalo,water buffalo)(イラスト)は,アフリカスイギュウと違って角の断面がはっきりした三角形で,左右の基部が遠く離れ,耳介が比較的小さく,その縁に顕著な毛の房がなく,背筋の毛は腰から前のほうへ向かっている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」