世界大百科事典(旧版)内の《みゝずのたはこと》の言及
【郊外】より
…現代では都市の近くの住宅地を意味し,サバーブsuburb(英語),フォアシュタットVorstadt(ドイツ語),バンリューbanlieue(フランス語)などに対応する。これらの語は近代以前にはいずれも現代とは異なる意味をもっていたが,19世紀以降に都市の周辺に住宅地が発達するにつれ,それらの住宅地を指すようになり,郊外生活,郊外鉄道などの語も生まれた。〈郊〉は中国語では本来,国城のはずれの地を指し,周制では国城を去る50里の地を近郊,100里の地を遠郊と呼んだ。…
【徳冨蘆花】より
…07年東京府下千歳(ちとせ)村粕谷(現,世田谷区粕谷)に移転,半農生活を開始した。その記録が《みゝずのたはこと》(1913)である。その間小笠原善平のノートにもとづいた《寄生木(やどりぎ)》を書いたが,〈真なる自己〉を求めてまず《黒い眼と茶色の目》(1914)を書き,さらに生活即芸術という信条の実践として《新春》(1918),《日本から日本へ》2巻(1921)を経て,膨大な自伝《冨士》4巻(1925‐28)を書いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」